2007-01-01から1年間の記事一覧

モテと煩悩

今年も最後になりました。開催中のコミケには行きませんでした。 こちらのブログで採り上げようかどうか迷ったのですが、個人的にもけっこうきついテーマなんで、今年のうちに書いてしまおうかと。モテたい理由 (講談社現代新書)作者: 赤坂真理出版社/メーカ…

ついにLITTLE NEMOを買う羽目に

先日のことですが、地元の書店になぜかWinsor McCayの"LITTLE NEMO 1905-1914"が入荷してまして、洋書なんか大して取り扱っていないのにさあ買えとばかりに置いてあったので、これを読まないでマンガ研究しても意味がないというほど歴史的な作品なのはもちろ…

すごろくとマンガ

もっと早く紹介しようと思って気づいたらもう明日一日しかないですが、東京の弥生美術館で「ふろくのミリョク☆」展が開催されています。 なお、来年は原点に帰って?高畠華宵展です。11月に見に行って、マンガ読みとして一番興味を惹いたのは期待をいい意味…

追悼 内藤ルネ

晩年に再評価されたのが救いですが、まだ亡くなるには早いと思います。ちょっと言葉が出てきません。非常に残念。

あのコレクターアイテムはここにある

最近は珍しいCDを買いに行く機会がめっきり減ってしまって、それは休日に都心方面へ出かける余裕がなくなっているせいでもあるのですが、たまたま音楽雑誌の企画でベストアルバムを選んだのを見たきっかけから入手がきわめて困難なアルバムを検索してみたと…

みなもと太郎先生画業40周年を祝う会のこと

この連休も体調は最悪だったのですが、ちょうど三連休の真ん中で夕方から開催とのことで、会費が高いなあと思いつつ出かけてきました。みなもとさんには、あすなひろし作品選集を出すことが決まった初期の段階で、Web現代に載せていた追悼文を読んだTさんが…

最近の漫画論、少女論など

自分は学問の世界からは少し離れた場所にいるので、動向をきちんと追えているかどうか心許ないのですが、30年以上の歳月を経た漫画作品が単行本され、またいわゆるサブカル本とは一線を画す研究書も出版されてきています。 臨川書店からは以前載せた「年表…

小倉屋山本

三連休の初日に大阪の国際児童文学館で「講談社の絵本」の講演があって、この機会に東京では欠号となっている資料の閲覧がいくつかあるので見に行こうと、一ヶ月前から一泊二日の予定を組み、格安バスと梅田のカプセルホテルを使えば往復でもう一万円ほど安…

マックス・ローチ追悼

ビバップからフリージャズまで数々の名盤のドラムスを担当したマックス・ローチが亡くなったのはたまたま新聞で知りましたが、 ジャズ界の巨人の一人ながらかつてのアート・ブレイキーの時よりも記事が目立っておらず、過去の忘却が進んでいると言う ことな…

「天然コケッコー」について少しだけ

「天然コケッコー」が映画化されて特別編が短期連載中ですがサントラが出ていました。「天然コケッコー」オリジナル・サウンドトラック BY REI HARAKAMIアーティスト: レイ・ハラカミ,サントラ出版社/メーカー: ミュージックマイン発売日: 2007/07/18メディ…

戦後少女マンガ史復刊

昨年亡くなられた米沢嘉博さんのデビュー作で、代表作とも言うべき「戦後少女マンガ史」がちくま文庫で復刊されました。原著は出てすぐに品切れとなり、私は育った団地でこの本を何度も読み直したものの古書で手に入れるだけの執念を持たなかったのはこの本…

清水宏を見る

私はお金のかからない文化と娯楽としてマンガを選んだ人なので、音楽も記録されたレコードばかりでライブにはほとんど行かず、映画もやはり見に行かない人生を歩んできた。テレビで放映される娯楽作品はそれまで待つというタイプであり、ゆえにテレビではほ…

おまけ

音楽DVDはあまり目立たないので。Step Across the Border [DVD] [Import]出版社/メーカー: Winter & Winter発売日: 2003/06/09メディア: DVD購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (9件) を見る国内版のほうがリージョンコードの心配がないでしょう…

はてなダイアリー市民になった

あんまり書く時間がとれず毎日書けないですが、とりあえずメールが届いていました。キーワードの編集とかする予定もなく、当分は自分を実験台にしてはてなには居続けるつもりです。商品紹介だけで自分のリスナー史をたどろうとしてみましたが、時代順に並べ…

ユリイカの大友良英特集を読んでいます。

ユリイカ2007年7月臨時増刊号 総特集=大友良英出版社/メーカー: 青土社発売日: 2007/07メディア: ムック購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (50件) を見るなにか内容について書こうかと思いましたが、読んでのお楽しみということにして、商品紹介…

ゲーム機でブラウジング

ずっと手に入らなかったnintendo DS Liteですが最近手に入るようになっているみたいですね。 私はゲームってやり出すと止まらないのでファミコン以降ゲーム機はいっさい買っていませんでした。 DS Liteを買って結局何をしているかというとOperaブラウザを買…

突発的に渋谷に行ってきました

今回の内容はいきなりこれまでの流れと全く脈絡がないのですが、Mixiでこっそり書こうかなどと逡巡しつつ結局ここに書いてみることにしました。昨日は七夕でしたが、大昔勝手に好きになっていまだに未練のある女性を想いつつ、久しぶりに渋谷に出てみたので…

近代の日本人はなんで本をたくさん読んでいるのか

若い人が本を読まなくなったなんて思ったことはありませんが、このところ戦前からさらに明治のほうまでさかのぼって日本人はどんな雑誌を読んできたのかというのが気になっています。 自分の学生時代に前田愛の「近代読者の成立」という本を読んで、明治の日…

戦前文化はよかった、のか?

最近物忘れがひどく、用事があるつもりで急いで帰ってきたら日を一週間間違えていました。 ここ数年体がぼろぼろだった割にはいくら検査しても昔の体調から現状維持だったのですが、やはり40代も半ばになるといかんです。今年は今までしたことのない検査ばか…

日本で最初の少女まんが家は誰だろうか

Wiiを購入したので書き込んでみているのですが、やはりリモコンとソフトキーボードで入力するのは面倒です。パケット代を気にしなくてもいいので携帯電話のキーでもいいのですが。 先月は都内から神奈川にある図書館を7館くらいまわって資料調べをしたので…

海外での日本のマンガなど

マンガ学会の二日目は海外での日本マンガ事情を紹介したのですが、ヨーロッパやアジアの紹介のほうでは将来に悲観的という言葉が出てきてギョッとしました。あまり楽観的になれないなどと言わずにズバリと言葉が出てきたからです。実のところ日本マンガが定…

マンガ大会その後

マンガ学会の大会のレポートを書く人はあまりいないみたいで、若手の発表が救いだったというか、米沢さんがいなくなってからもしかしてなんだか運営が雑になってないかと遅刻している私に言われても困るでしょうが、気鋭の若手の頑張りだけが頼りというか、…

ぷらっとこだま

日本マンガ学会の大会からの帰途でまだこだま号に乗ってます。昨年の新潟大会は開会まで午前中に新発田の蕗谷虹児記念館を見に行ったのですが、今回は深夜バスで早朝に到着したので比叡山の大津側にいる学漫の後輩に挨拶に行ってみようと思ったら京都側から…

いまだはてなダイアリー市民にあらず

はてなダイアリー市民になるとどんな特典がつくのかよく知りませんが(いま調べる時間はない)、毎日書くようにしたらそのうちなれるでしょうか。 Windowsパソコンで書いているとセキュリティーソフトの動作がおかしくなったりネットワークへの接続がおかし…

マンガ学会大会が近づいてきました

預金通帳を見たらまだ会費を払っていなかったみたいです。二日目は一般にも開かれる様子。けっこう今月もイベントがあるのですが時間がなくなってきたのでまた今週のうちに情報提供したいと思います。

石立鉄男氏を悼みつつ70年代のテレビを振り返る

万博の時に小学一年生だった私のテレビの記憶は、アメリカ製と国産のまんが映画(特に藤子アニメ)、円谷および特撮ロボット番組、おはようこどもショウ、そして5秒間コマーシャルなどからはじまっていますが、ザ・ピーナッツのシャボン玉ホリデーのエンディ…

開催中の蕗谷虹児展について

いま弥生美術館で蕗谷虹児展を開催していますが、新潟県の新発田市にある蕗谷虹児記念館から虹児の三男にあたる蕗谷龍生氏が来られてギャラリートークの日に詳しい話をされていました。虹児は竹久夢二を尋ね、吉屋信子が代表作の「花物語」の連載をはじめたこ…

しまった、寝過ごした

今日「同人誌と表現を考えるシンポジウム」があると事前に情報を得ていたのですが、今日が19日ということすら忘れておりました。昨年亡くなられた米澤嘉博さんが手塚治虫文化賞の特別賞にノミネートされながら結局受賞できなかったことについてブログ界隈で…

マンガ研究書いろいろ

(あまり時間がないのでとりあえずメモだけにしてあとで書き直します)知のリテラシー 文化作者: 葉口英子,河田学,ウスビサコ出版社/メーカー: ナカニシヤ出版発売日: 2007/05メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (6件) を見るこれ…

今年はまんくら40周年らしい

今年は私がかつて在籍していたまんくらの創立40周年とのことです。10年前くらいまでは生協に本を買いに行くことも多く、学祭があるたびに見に行ってたりもしたのですが、特に寮がなくなってからはどうなっているのかよくわかりません。 理系でなぜ修士まで行…