2005-01-01から1年間の記事一覧

古本屋に本を売る[lacoアーカイブズ]

家にある蔵書が膨らみすぎて日記を更新している場合ではないと、整理を試みるが、遅々として進まない。それでもなんか気の迷いで買ったような本もけっこうあるので、40冊ほど近くの古本屋に売りに行ったら、全部で1000円という査定だった。バイトの店員がそ…

古本屋に漫画論の本を見に行った[lacoアーカイブズ]

呉智英氏の「現代マンガの全体像」は所有しているが、ここ十年以上読んでいないので、近くの古本屋に文庫を探しに行ったが見つからなかった。 石ノ森章太郎氏のマンガ家対談集である「漫画超進化論」が500円。過去に購入したと思うのだがたぶん読んでいない…

コモディティってなんだっけ

ここでコモディティ化についてもググってみましょう。情報マネジメント用語事典 > コモディティ化 http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/commoditize.html 高価な商品が低価格化・普及品化することを“コモディティ化”という場合もある。 この言い回し、なん…

iPodは破壊的イノベーションなのか?

さて、ディスクドライブといえば、いち早くデジカメをコンシューマ市場に投入したAppleはiPodの成功によってQuickTakeの教訓を生かしたのかもしれません。私はiPod miniについてはディスク容量が中途半端なような気がしたのですが、スティーブ・ジョブスは迷…

デジカメは今年十歳になった

唐突ですがコンシューマ向けのデジタルカメラが登場して今年で十年経ちます(本当は違うのですがそういうことにしておきます)。デジカメの発祥とその大まかな歴史はこちら http://www.jcii-cameramuseum.jp/events/20001024.htmコンシューマ向けデジタルカ…

コモディティ化する技術屋は破壊的イノベーションの夢を見るか?-lac

このエントリは2005年7月2日に書いたもののそのままコピーした再録です。リンク切れご容赦。 なんとなくいやみたらたらっぽい題名で恐縮ですが(決して特定の人を批判する意図はありません)、今回は現在私が会社の意向で勉強中の「コモディティ化」と、ハー…

マンガバカ一代 [lacoアーカイブズ]

赤塚不二夫のことを書いたのだ!!作者: 武居俊樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/05/26メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (57件) を見る「武居記者」が書いた赤塚不二夫本。赤塚さんのエピソードはいろいろなところで語…

アニメについてもう一度考えてみよう

テレビアニメ魂作者: 山崎敬之出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/05/19メディア: 新書 クリック: 2回この商品を含むブログ (34件) を見る未読。 ちょっとアニソンの話題を出したりしましたが、僕ぐらいの世代がよく見ていたアニメに関する裏話のようです…

大城のぼるの「愉快な鉄工所」

愉快な鉄工所作者: 大城のぼる出版社/メーカー: 小学館クリエイティブ発売日: 2005/06メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (6件) を見る漫画研究者の宮本大人(大人と書いてひろひと、と呼びます)さんがはてなにブログをはじめら…

大人は判ってくれない (lacoアーカイブズ)

前回書いたことの続きとして。 岡崎京子に「好き好き大嫌い」という本があり、エヴァンゲリオンにR.D.レインからの影響があるようなことを聞いてなぜ?と驚いて書き留めたエントリでしたが、そこで野火ノビタの評論集を。大人は判ってくれない―野火ノビタ批…

アニソンってクールだったんじゃない?

自分の同世代的にはプログレの洗礼を受けたものが多く(「ロック・マガジン」をよく立ち読みしたものだった)、私はアメリカンTop40育ちなのでカーペンターズからシカゴ、スティーリー・ダン、フリートウッド・マック、ザッパのような感じでだんだんヒット曲…

懐メロの定番は?

洋楽ばかり聴いてきた私は最近懐かしの名曲をレパートリーに入れようと古い曲を探している。 昔から定番で歌っていた「蘇州夜曲」が自分が歌える一番古い曲(童謡を除く)だが、 幼少の頃家にあったレコードを思い出してみたら、ビング・クロスビーのホワイ…

現実と虚構の区別がつかないのは誰か

「死神くん」のリメイクについては検索してもらうとして、もともと4本指だったのが5本に描き直されているのですが、なんでこんな規制をしなければならないんでしょうかね。 80年代のマンガは全体としてみた時に大友克洋などの影響もあってビジュアルのリア…

「死神くん」はブラックジャックである

なんでいまどきえんどコイチを語ろうかと思ったのは、ずっと自分の中で封印していた「死神くん」が、文庫版でかなり書き直しがあることを知って、あわてて元のコミックスを古本屋を巡って買いそろえたのがきっかけでしたが、もう読んでもいいだろうという気…

リハビリ再開(lacoアーカイブズ)

最近新しいマンガをほとんど読んでいないが、それは最近のマンガがつまらないからではなく、置き場の問題と金の問題である。 自分はマンガ論を書こうなどと思いながら有名なマンガで読んでいないものがたくさんある。これまでマンガ論を書かなかったのはそう…

アンチオトメチックまたはおんなのこ主義

それにしても、陸奥A子という少女マンガ史上もっとも革命的なペンネームはいったいどんな経緯でつけられたのだろうか? A子という伏せ字的名前が喚起するのは単なる匿名と言うよりもむしろ虞犯少女のイメージではなかろうか。もちろんそれは作者の描く乙女…

萩岩睦美と岡崎京子、そして陸奥A子

吾妻ひでおの「失踪日記」は確かに素晴らしく、面白かった。 作品としてすぐれていたりとか早くも復帰次回作への期待が高まる動きはもちろんあるのだろうが、過去の作品がいやにあっさり文庫になっている。吾妻さんの次回作には業界日記を期待してみようか。…

追記

書き加えておかないとならないと思ったのですが、僕はけっこう真崎守とか永島慎二とか好きだったクチで、なによりも矢代まさこさんが弟が購読していた学習雑誌で睦月とみ名義で描いていたものから好きだった、ということもあって、岡田さんの一連の作品につ…

追記

書き加えておかないとならないと思ったのですが、僕はけっこう真崎守とか永島慎二とか好きだったクチで、なによりも矢代まさこさんが弟が購読していた学習雑誌で睦月とみ名義で描いていたものから好きだった、ということもあって、岡田さんの一連の作品につ…

岡田史子さん逝去 (lacoアーカイブス)

少女マンガ関係のチェックでは一目置かれているという私の学漫時代の先輩からメーリングリスト経由で岡田史子さんが亡くなったという知らせを受け取りました。情報源は今朝の新聞ということで、まだGoogleでもニュースでしか引っかかりません。ブログ界隈で…

大城のぼる復刻(lacoアーカイブス)

前から噂には聞いていたはずだったが、手塚治虫に多大な影響を与えた大城のぼるの「火星探検」と「汽車旅行」がオールカラーで復刻された。「火星探検」は少し前に丸善から出ていたモノクロ版を間違って2冊買ってしまっていたのに。 「火星探検」は旭太郎(…