森毅のエッセイを久々に読む

『現代思想』2008年11月号の特集が「<数>の思考」とのことで、冒頭に数学者の森毅さんがちょこっとエッセイを書いていました。そういえば昔グロタンティエクの著作とか買って結局読んでも理解できませんでしたが。
全共闘世代について語ったところでリアリズムは唯物論ではなくて観念論になるんだけど、と書かれていたのに目を惹かれました。
リアリズム(実在論)に対立するのがノミナリズム(唯名論)で、これが近代になって観念論(イデアリズム)と唯物論(マテリアリズム)の対立に発展するという流れです。今私たちがリアリズムと呼んでいるものはなんでしょうかね。