最近の音楽リスナーとしての状況

はてな界隈では最近いろいろなイベントの告知があって、聴きに行きたいものもけっこうあるですが、やらないといけないことが遅々として進まない状況で割り切らなければと呻吟する毎日です。などといいつつ昨日は町田のブックオフが閉店セールで半額というので寄った後にaikoの「ゴリラライブ」を見に行きました。入場無料のゲリラライブということでプロモーションと言ったほうがいいのかもしれませんが、実際は約1時間半の間、途中にメドレーが入り終盤に「イジ天」が入ってそのままDVDに商品化できるような充実した内容でした。
私はコンサートってチケットをとる段階で挫折するのでメジャーな歌手のコンサートなどははなっからあきらめておりますが(特に連れもいないしな、でもCoccoの武道館は一度見に行きたいなあ)、昨日も朝の天気予報から豪雨の予想で果たして行われるのかどうかもわからないながら昼過ぎに出発、会場では傘がさせないのでコートを持参して行き、途中で町田にいたときはからりと晴れていたのに会場に近づくほどに雲行きが怪しくなり結局雨の中を会場に向かいコートを装着しました。
自分は年齢的にアルバムで聴く習慣がついているリスナーなので、しかもテレビをまともに見なくなってかなり経つので、今世紀に入ってからのミュージシャンには疎くなって来ています。aikoを聴き始めたのは当時はまだミュージックマガジンを毎月チェックして年間ベストアルバムの中に「夏服」が選ばれていたのを見たのがきっかけですが、買ってすぐ試聴しながら書き物をしていたら知らないうちに終わっていたってくらい引っ掛かりがなくて、ありゃと思って次の機会にじっくり聴いたら今度はまったく逆に引っ掛かりまくりでハマったという経験がありました。70年代のスティービー・ワンダーカーペンターズを思い浮かべますが聴けばその人とわかるスタイルは見方によってはマンネリともみなされるもので(ポップスの場合それは重要な要素でしょうが)、ファンクラブを組織してライブ活動を重視するのはある意味古くからのスタイルを貫いているともいえるし、まだまだiTunesストアで売ったりベストアルバムを出すことつもりもないでしょうが(スピッツががんばってきた方向ですね)、スティービー・ワンダーが活躍していた頃とはポップスをめぐる状況がまるで違うので十年間これで続けてきたのはやはりドえらいことだと思います。
aikoネタはたぶんはてなの環境とは相性が悪いので、よほどココログのほうに書こうかなと思ったりしましたが、今回のセットリストでは「彼女」からの根岸孝旨アレンジの曲を要所に持ってくるなどロックのほうにやや振れていて、ずっと島田昌典アレンジが欠かせないこの十年目を迎えた歌手にとっても次の十年をどう過ごしていくか悩みどころなのかもしれません。最新アルバムの「秘密」では根岸アレンジは「星電話」一曲だけになっていましたが、この曲が中盤の区切りに置かれているのは結果的にこのアルバムの要となっていて決して相性は悪くないというより、ライブを本領とするミュージシャンとしてはアルバムだけ聴いて実際にライブを見たことのないリスナーへのアピールとしての役割もあるだろうし、今回たぶん2年ぶりに無料ライブをするのもライブに通うコアなファンに閉じることなくライブの魅力を知ってほしい狙いがあるのでしょう。

とまあ戯言はここまでとして、開演一時間前に到着してステージは見えないだろうと思っていたらちょうど花道がなんとか見える位置に陣取ることができて(コンサートが始まったら周りは熱狂的ファンだらけでちょっとひいたのだけど自分もそろそろ髪の毛が薄いので帽子を用意したほうがよかった)、予想外にも生で見られました。しかも始まったら雨がやんで、途中また小降りになったもののコンサートが終わるまでほぼ雨に悩まされることなく終わったあとで雨がまた降り出したのでちょっと神がかりでした。事前の天候が悪かったのでライブを見に行ったことのないファンがどれくらい来たのかよくわかりませんが、一度横浜アリーナの券を取ってみようかなと迷ってあきらめたことがある(これはDVDになりました)私としてはほんとうに見に行ってみてよかった。
翌日(今日)普段の運動不足がたたって疲れが出てずいぶん寝てましたが(ちょっと週末の予定が狂ったがある程度その可能性は想定していた。まあしょうがない)久々に家でゆっくりして、また明日から仕事がんばります。

秘密

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KissHug

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それにしても最近コンサート情報に疎く、スライ&ザ・ファミリー・ストーンが初来日しているなんてまったく寝耳に水、今日のフェス昼公演に登場するということでしたがあきらめました。もうずいぶん昔にスティーリー・ダンの初来日公演に行って、代々木競技場が広すぎてやはりスタジアムはきついかなと思いましたがそれも十年以上昔の話で、いまや来日してライブハウスへ見に行くと一万円では到底きかないほどチケットが高くて時の流れを感じずにおれませんが、今回のスライの公演も演目がどうなるのかばかり気になって最後にはもういいやということに。「フレッシュ」以降がメインだったりして、まああとでデータを捜してみます。

FRESH 輪廻(紙ジャケット仕様)

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それにしてもメジャーなミュージシャンには本当に疎くなっておりまして、現在は気になるのも実に限られています。たまたま見つけたのばかりですが、

ケモノと魔法(初回限定盤)

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honey(初回限定盤)(DVD付)

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あとちょっと離れて、大友さんの初めて?歌ものを入れたアルバムは聴いています。

SORA

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