今日の「マンガの居場所」はオノ・ナツメの「萌え」

今日の毎日新聞夕刊の「マンガの居場所」はヤマダトモコさんが担当でいま話題のオノ・ナツメを採り上げています。この方もボーイズラブ出身だったか。
私はまだ作品は読んでいないのですが、中身はちょっとみたことがあって、あの表紙から受ける印象よりも以外とおとなしい感じが意外でした。あと興味深いのは初老の紳士、というのが「萌え」と言われるとそう思えてくるところ。そこで思わず「執事」だけでググってみましたよ。いやあ、いきなり上位に「執事喫茶」や「執事カフェ」がぞろぞろ出てきました。よしながふみにそういうのがあったのか。萌えおそるべし。

リストランテ・パラディーゾ (f×COMICS)

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萌えの話は避けてきたんですけど、ちなみに私より上の世代の、大学のサークルではOBとして出会った1950年代生まれのオタク系の人たちというのは差別って何という感じの我が道を行く変人といった風情で群れておりました(ぜんぜん一匹狼でないところが重要)が、そこにゲームやコンピュータやメカへの偏愛はやたらとあれど萌えは見当たらず(かなりストレートにエロですね)、萌えのルーツにあると思われる「ネコ耳」はロリコンと並行して私と同じくらいの世代から、もっとけっこう下の世代になると、「メガネっ娘」の伝道師が現れ、ここで「萌え」という言葉が広まるという感じじゃないでしょうか。わたしの所属していたサークルはけっこう特殊なのかもしれませんが(同世代だとむしろ魔法少女に熱狂していた感じですけど)。

"執事萌え"でググると7000件を超え、執事と萌えの組み合わせで10万件を超えるので、少なくともメガネ男子と執事はすでに萌えで語られている、ということですね。私も年をとったわけですよ。

それでもなんか奇妙に思うのは「ツンデレ」で、デレデレというのは鼻の下を伸ばす、だらしない、といった意味で男に使う形容詞だと私は思うわけで、女の人にデレデレなんて言ったら張り倒されるだろうと思うわけですが(女子なら相手がいて「ベタベタ」とかでは。他になにか形容がありますか?)、このはてな界隈で「文化系女子」をめぐるトラブルがなんだかあったりしたわけで(萌えは避けてきたんで詳しいことはよく知りませんが。だいたい「文化系」って「文科系」とは違うなんか特殊な概念なのか)、そういう意味でもわたしはあまり「萌え」を使いたくないのでしたが、メガネ男子萌えする女子というのは見てみたい気がします。というか最近ハンカチ王子が話題なので、それは萌えのようなものがあるのかもしれませんが、要するにミーハーなのではと思ったりしますが。

ちょっと長くなってしまい今日の夕刊ですが遅くなりました。それではまた。

追記:はてなだから「文化系」女子の解説はちゃんとありましたね。えーと、文化系と体育会系、理科系で網羅できるでしょうか?

ちなみに新聞読んだあと久々に萌えつながりでikki買いました。あとメカビも載せますがAmazonのページで表紙を拡大して見てみると面白いです。「漢」に注目。

月刊 IKKI (イッキ) 2006年 10月号 [雑誌]

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メカビ Vol.01

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