遅ればせながら書き初め[lacoアーカイブズ]

お正月くらいはゆっくりしていようと思っていたら年初めから風邪気味で体調が悪く、ずいぶん日が経ってしまいました。
あるエントリにポイントが送られてきたのにも気づかずちゃんとメール読んでませんでしたがありがとうございます。メールでご意見いただいた方もありがとうございました。なんかメールを書くのがおっくうという困った状況でなんでブログに書いているのかよくわからないと言うか単に書いたものを垂れ流している感じでどうもすみません。

昨年は「萌え」が本格的に流行してマンガ関係の本が例年よりもかなりたくさん出まして、年末にまたまとまって出たのでとても全部買えないと頭を抱えています。まだ入手していない本の中には昨年最後の大物だった元少年マガジン副編集長宮原照夫氏の「実録!少年マガジン編集奮闘記」と小野耕世さんの「アメリカン・コミックス大全」の2冊ででノックダウン、大泉実成氏の「萌えの研究」、水木しげる大泉実成「本日の水木サン」、それから復刻ものが多数出てきて、楳図かずおさんの初期作品などは目をつむって買いたいくらいです。
昨年一番の目玉だったのはやはり「テヅカ・イズ・デッド」になるでしょう。ふたを開けてみたら好評に迎えられ増刷もされたので、ある意味ほっとしました。マンガ論への関心が高まっている中で、大塚英志氏や東浩紀氏の著作や、宮本大人氏の研究を踏まえて夏目表現論から一歩進めようとする意欲的な労作で、決して読みやすい本ではないし個人的には異論もあるのですが、ユリイカ1月号の特集によってよくフォローされており、これも必読でしょう。