今日のマンガの居場所

今日の毎日新聞夕刊はマンガの居場所を掲載。担当はヤマダトモコさんで、りぼんの「乙女ちっく」再考です。
ところで乙女ちっくの傍流というのはなんですが、岩館真理子さんと同時期にマーガレットで桂むつみさんという作家がいたんですが、「少女まんがの系譜」ではちゃんと紹介されていました。中学の初めで父が闘病中に病院で多少読む機会がありましたが、あたらしたかかずさんという男性作家もいましたね。乙女ちっくの流れはブームが去った後にも細々と続き、ひとみの曽根富美子さんから、80年代の終わり頃には巻野路子さんあたりまでが細々と受け継いでいたことを知っていますが、とうにブームは去っており、巻野路子さんの作品などはなかなかの佳品が多かったので(乙女ちっくなのに彼氏を裏切ってしまうようなストーリーにまで「進化」した)、有名でなくても80年代の少女マンガ史の中に位置づけておきたいです。