ツトム・ヤマシタが再発されていた

最近は日常的な本屋とレコード店のチェックをほとんどやめているので(とにかく部屋のCDや本の整理をしないとどうにもならん)、ツトム・ヤマシタ(STOMU YAMASHTA)の「ゴー」がCDで出たのに気づかず、土曜日は町田まで行って買ってきました(3作出たので出費がかさむのだけどパーカッションが大好きなのでずっと聴きたかった。本当はRed Buddhaとかソロを聴きたいのだけど)余談ながらついでにアサノのカレーを食べてきました(通勤圏内なんだけど平日だと帰宅途中はもう店じまいしているので今回初めて行った。これは小麦粉を使っていない本格派でした。町田はスペイン料理のお店で昔提灯を掲げた屋台みたいな店があって今ではおしゃれな店構えに変わったのだけどそこがおすすめ。カレーとしては全然違うのだけど立川のサンモリノのカレーが青のりがけで個性があって好き)。

ゴー・トゥー(紙ジャケット仕様)

ゴー・トゥー(紙ジャケット仕様)

amazonには上の一つしかなかったのですが、一作目の「ゴー」とライブ盤の「ゴー・ライブ」も出ています。でも出ているのに気づいた時にはもうすでに品切れ状態で、ひさびさにCDショップめぐりをしてしまいました。
ツトム・ヤマシタのGOはグループと言うよりプロジェクトといったほうがいいのでしょうが、とりあえずロックにしてしまうと、ロック史上空前絶後のスーパーグループですね。70年代のフュージョンここに極まれりというメンバーです。

ツトム・ヤマシタ
スティーブ・ウィンウッド
マイケル・シュリーヴ (from サンタナ
クラウス・シュルツ
アル・ディメオラ

この5人にさらに4,5人加わったプロジェクトなんですがいやあ、繰り返すようですがこのとんでもないメンバーは究極のフュージョンといわずしてなんと言おうか。というかクロスオーヴァーという当時の言葉のほうがいいな。すごい、凄すぎ(笑)
マジカル・パワー・マコ小杉武久がCD化されたくらいだからそのうち出るだろうと思ってはいましたけど、ゴングとRTFとボストンを足したような(割る必要はないな)感じというんでしょうかね(笑)

今年はシュトックハウゼンが来日したのも知らなくて、見に行けなくて残念でしたが、たとえばマイルス・デイヴィスタンジェリン・ドリームを一緒に論じられるようなポピュラー・ミュージック論が読みたいですね。自分で書くには手に余るから。ちょうどジャーマン・ロックの雄であるカンの紙ジャケが出たし、GOにウィンウッドとともにトラフィックから参加したロスコー・ジーが後にダモ鈴木の抜けたカンに参加しているなんてことがあるので、クロスオーヴァーからワールド・ミュージック・ブームみたいな流れをたどると面白いと思うのですが。