そこらへんの新興宗教の教祖は誰もサン・ラーを超えられない

インターネットで動画が見られるようになってレアで見られなかったサン・ラーの映像が容易に見られるようになったというのは実にすばらしい！
ジャズの歴史をビ・バップ以前のビッグバンドからフリー・ジャズ以後までリアルタイムに生きてきたこの鬼才は、マイルス・デイビスの何倍のレコードを出したのかもはっきりとしませんが、膨大な数のレコードをごく少数リリースしてライブ会場で売ってツアー代を稼いだらしいです。その影響力は非常に大きいであろうものの判然とはしていません。少なくともコルトレーン周辺のスピリッチュアルからP-Funkあたりにまでは黒人音楽のわりと大編成のグループに広範な影響を与えていると思います。

ここから先は長編なのでとりあえずパート2まで。

サン・ラーが亡くなった1993年は12月にフランク・ザッパが亡くなって
洋雑誌で追悼特集がないか探しまわっていたら、たしかLife誌の
その年に亡くなった人の追悼特集に1ページ大きく写真を載せて
サン・ラーの追悼のページが設けられていました。
アメリカという国は思いのほか懐が深い、と思った記憶があります。
（ザッパの追悼は翌年にずれて見損ねた）

YouTubeではファンカデリックやレジデンツの動画を関連で見かけたのですが
レジデンツは天然でなく悪趣味だしP-Funkはもうちょっとまとめて見たいので
今日はこれでおしまいにします。

サン・ラー伝