新庄から鳴子温泉に寄る

最初はそのまま新潟まで行ってしまって上越新幹線で帰るというコースも検討していましたが、やはり山形方面へ行こうということにして、特急ではなく普通車に乗り、酒田駅から乗り換えた快速でそのまま余目から陸羽西線に入りましたが、「奥の細道最上川ライン」と呼ばれてちょうど最上川と絡み合うように進行、途中では舟下り最中の船をいくつも見かけました。時期的にも悪天候ではなかったので景色を堪能しました。
そして山形新幹線の終着駅となる新庄に到着、当初はそのまま帰りがてら山形から米沢へと南下しようかと思っていたのですが、「奥の細道湯けむりライン」と呼ばれている陸羽東線とちょうど待ち合わせで、鳴子温泉で降りれば駅のすぐ近くで旅館の浴場も含めて温泉に入れるというのでそのまま東へ。旅館に泊まる予定がないので荷物をどうしようか心配でしたが、鳴子温泉駅にはコインロッカーや、また駅のそばに預かり所をしているみたいなところがあって、時間の都合から2軒の共同浴場に入ってきました。到着した時間が遅かったので、露天に入るには間に合いませんでしたが(景色がいいところは駅から遠いこともあり)、泉質にバラエティがあっていかにも温泉という気分を堪能させていただきました。
帰りに間に合うように新庄に戻りましたが、1時間弱の待ち時間、駅には立派な建物がありましたが、日が暮れて人通りも少なくそば屋を探すのもあきらめました。山形なので牛肉の弁当でも食べようという魂胆です。
みやげ物屋にはそれなりにバラエティに富んだ物産がそろっていたようでしたが、3日間の旅の終わりで買い控えの気分、ただこの町の名物だというくるみの入った「くぢら餅」がみそ味、しょうゆ味、黒糖味などなかなかに謎めいており興味を惹きました。最近は白糖仕立てもあるようでしたが伝統的なものを食べてみようと思い、黒は昔からあるとのことなのでそちらに決定。
あとで食べてみましたが、ゆべしと似ているようで違って、もち米でういろうを作ったような感じか。ゆべしは醤油ベースらしいので何をベースにするかで変わるのかもしれません。
新庄の場合、最上川下りと温泉めぐりにはよいところなのでスケジュールを立てれば待ち時間もなく移動できるかもしれません。