ここ最近読んでいる本など

このところ、最近あまり購入していないマンガの単行本をきちんと読む余裕がなく、雑誌は少女まんがと言ってもコーラスとフラワーズを毎月購入する以外は、別マを学生の頃から毎月続けているほかは別コミを買うくらいで、それも全体にきちんと目を通していないこともあり、どんどん場所を占拠する雑誌はどうしても持て余してしまってマンガ読者としての現役意識を失いつつあります。
戦前雑誌のマンガについては、一人で調べるにはどうしても限界を感じますが、幸い書誌情報の作成や整理などが進められているような噂を仄聴いているので、進展を期待しています。そして80年代少女雑誌については自分にとってはマンガ表現の興味の原点でありながらほとんど触れてこなかったので、個人的な体験が自分をマンガ読者としてどのように変えたのか、というところからはじめてこれまでに類例のないような、読者の個人史からはじまる80年代マンガ史のアウトラインをノートとして残しておきたいという気持ちがあります。

マンガ関係で、今年に入ってから読んでいる本の紹介がされぬままなので、とりあえずここで紹介してみます。とりあえず書影を。コメントは追記するつもりです。

キャラクターとは何か (ちくま新書)

キャラクターとは何か (ちくま新書)

この本は1月には手に入れたような気がしますが、どんな評を書くべきか悩んでそのままほったらかしになっています。あとがきの最後がちょっと異様で、もともとこのような本を書くつもりがなかったととれるので気になるわけです。

絵本の視覚表現―そのひろがりとはたらき

絵本の視覚表現―そのひろがりとはたらき

マンガ表現にアプローチするときにあらかじめ知っておきたいことが論じられています。

美術手帖 2010年 04月号 [雑誌]

美術手帖 2010年 04月号 [雑誌]

これは私の趣味。ただブルーナの色使いがマティスの影響から来ているとか、美術とデザインを考える上でいろいろな発見が。

ミラクルスケッチ ~中川翔子イラスト作品集

ミラクルスケッチ ~中川翔子イラスト作品集

オタク文化がたどり着いた一つの奇跡。楳図かずおとの関係に注目。