onjoは見に行ったけど

先々週は大友良英ニュー・ジャズ・オーケストラのOut To Lunch発売記念ライブを見に行って、その場で新譜やら買ってきましたが、足の調子が良くなくて立ち見が結構応えてしまって土日は家で寝ていました。Out To Lunchはエリック・ドルフィーの晩年の問題作ですが、これを現在韓国在住というアルフレッド・ハルトを迎えたオーケストラ編成で再演。ハルトと大友といえばサンプリング作品Pekin Operをさらにサンプリングした「革命京劇」というわけで、Out To Lunchを全曲再演するのはこれと通ずるものがあるのですね。篠田昌巳氏が亡くなる前にカシーバーに参加するということもありましたので(青柳のあたりの枯れ野原は最近マンションが建った模様で彼が住んでいたあたりもわからなくなりました)、これはがんばって見に行きました。昨年見たジム・ブラックやマーク・ドレッサーのような超人的なプレイヤーはさすがにめったにいませんが芳垣安洋さんのドラムはいい音鳴らしていましたし、大友さんはギターと指揮を担当していて、これはまるでミンガスだなと思った次第。